息子を迎えて明らかに変わる私たちの生活。

 

息子の存在に一番に気付いてくれるのはやはり隣近所の方々。

 

集合住宅に住んでいたので、毎日エレベーターなどで簡単に挨拶するくらいの関係性ではあったけれど、ちゃんと噓なく息子を紹介。

 

「特別養子縁組っていう制度でね、迎えた子なんです。賑やかになりますが、よろしくお願いします!」

 

そんな程度ですが、まだまだ小さな息子にとって、

“堂々と胸張っていいんだよ” 

“あなたは望まれてこの家に迎えられて、これからはずっと一緒なんだよ”という雰囲気とメッセージが伝わってたら良いなと思っています。

 

相手の反応としてはもちろん最初こそ驚かれますが、そこは赤ちゃんのパワー★

すぐにみんなを夢中にさせてしまい、温かく和んだ雰囲気にしてくれるので、何も心配することはありませんでした。

 

私たちにとって、特別養子縁組制度を使うことに全く後ろめたい感情はなく、夫婦で覚悟と楽しみを持って堂々と進んだ道だったので、今まで妊婦でもなかった私が息子を抱いている姿を見て「あれ?」と思う方がいれば、何のためらいもなく説明していました。

 

誤解のないように言うと、むやみやたらと公表する訳ではなく、息子自身が私たち親以外から自分の出自のことについて嘘を聞かされないために、今後も付き合うであろう人たちに事実を伝えておくということ。これはとても大切なことです。

 

この考え方は斡旋団体さんとの研修などで学んできたことですが、とても共感しました。

 

その後、引っ越したので、またこれからも私たちがお世話になる方々にはこうして伝えていくことになると思います。

 

そして、息子自身への真実告知も日々行いながら、自分自身のルーツを大切にできる子になっていって欲しいなと思う日々です。