常に「いつ妊娠するか」に気持ちを囚われ生活の全てが投げやりになったり、

いつ周囲から妊娠報告を受けるか」を恐れて過ごしていた。

 

 稽留流産も経験して、あの時の気持ちはもう経験したくないし、

 まだあの時の経験が自分を強くしてくれたとまでは言える自信は無い。  

 

 正直、無いなら無い方が良い経験だと思った。https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/json.media/t-funin/b57124082136bbd951c85df5e99047f6.png

 

 けれど、

 あの辛い経験の真っ只中で自分に手を差し伸べてくれる人がたくさん居ることに

 気が付いた。

 

 辛い時は人に話して相談すれば、きっと良い方向へ向かうこと。

 そんな事を再認識する事が出来た。

 

 また、不妊治療をして悩んでいた事を友人に隠していたので、

 世の中には話していないだけで今何かの困難に立ち向かっている人がたくさんいるのではないか、

 そんな風に感じるようになり、もしもいつかその事に気が付いた時、自分の時のようにその人の力になりたいと感じた。

 

 自分の感情や考えのレパートリーが増えたように感じた。

 自分を成長させてくれた事は、良かった事と言えるかもしれない。

 

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