仕事をしながら一般不妊治療を数年経験し、治療に限界を感じる中、年齢も考慮してしっかり集中して治療に取り組みたいという思いもあったOさん。

心機一転、新しい場所で夫婦ともに検査を行い、「42歳まで。体や心がしんどい時は止めよう」という思いを夫婦で確認し再スタート。

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 お互いの両親への対応や、検査や治療でしんどい時、結果がなかなか出ない時、流産した時。しんどい中でも“なぜ治療を継続しようと思ったのか”との問いには、色々ある中でも夫婦で本当によく会話をして気持ちを理解し合い、「夫の事を大事にしたい」「夫との子どもが欲しい」という自分の想いを知れたことが何より大きかった、という。

 不妊原因が夫にもあると分かってから、夫自身が不妊治療についてより真剣に向き合ってくれたし”2人で頑張る”という強い想いが持てたというOさん。

 

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 流産後はこれまでの人生で一番辛かった。

 夫婦ともに落ち込む中で、看護師さんの言葉や供養してくれたお寺のお坊さんの言葉に救い上げられたことも。その時は他の人と話したくないと思っていたけど、自分たちのことを客観的に見られる人の言葉も有難いなとも感じたという。

 

 

今思えば、不妊治療を再開する時に夫婦で“ゴール設定のすり合わせ(治療が上手くいかなかった時も含めて)”を考えられたこと、そしてその後もその都度話し合うことが“二人の子ども”だという意識を持つことにもつながったので、本当に良かったと思う。と穏やかに、時折笑みも浮かべながらお話してくれたOさんでした。

 

♢インタビューを終えて♢

Pさん、この度はインタビューをさせて頂きありがとうございました。夫婦二人三脚で、と不妊治療をする上ではよく言われる言葉かと思いますが、まさに夫婦ともに歩んできた道のりだったんだなぁというのが伝わってきました。夫婦の関係性を日々見つめ直し、上手くコミュニケーションを取られていたこと、まだまだお話を伺いたいくらいです。